ふくろうさんです。
今回は、セールスレターを書く際に重要となる「反対意見への対処」についてです。
この記事を最後まで読んで実践できていない部分があれば、あなたのセールスレターの成約率は大きく向上するはずです。
反対意見とは何か?
まず最初に反対意見ってなんだ?ってところからですが、簡単に言えば、
「読み手が抱く可能性のある障害や疑念」
のことです。(コピーライティングにおけるという前提で)
何かを購入しようとしている人は、その商品に対して何らかの反対意見を持っていると考えておきましょう。
あなた自身、何かをセールスされた経験があると思います。
特に、契約しなかった時のことを思い出してみてください。
- 「すでに他の会社のを契約しているので」
- 「今はちょっと時間が取れなくて」
- 「(他のサービス・製品との違いがあまりわからない)」
- 「ちょっと検討します(今じゃなくていいか、、、)」
- 「予算的に厳しいですね」
- 「(本当に効果があるのか?)」
- 「今の状況だと必要か微妙で、、、」
- 「使い方が難しそう」
- 「友人や家族に相談してから決めたいです」
- 「(過去に似たようなものを試して失敗したよなぁ)」
他にも理由はあるとは思いますが、主にこのような理由ではなかったですか?
そのサービスや商品に何を求めているかによってどれが当てはまるかは変わってくるとは思います。
あなたと同じようにみんな頭の中には様々な反対意見や言い訳が駆け巡っています。
「反対意見や言い訳は間違っていた、その心配なないんだ」と相手に何度も思わせることができなければ、成約とはならないのです。
主な反対意見とその対処法
1. 「時間がない」「興味がない」(価値を感じられない)
本当に「時間がない」ということもありえますが、本当の理由はそうでしょうか?
その商品やサービスに価値が感じられていないだけではないでしょうか?
人は「自分にとって価値がある」と判断すれば時間は作ります。
どんなにつまらなさそうな話でも、
「30分、最後まで話を聞いてくれたら1万円あげるよ」
と言われれば大体の人は話を聞くようになるのではないでしょうか?
極端な例に思えるかもしれませんが、あなたの提案は相手がそれくらいの価値を感じられるくらいのものであるべきです。
そしてそう思ってもらえるように伝えていくべきです。
じゃあ、どうやってそう思ってもらえるのかと言う簡単な例をお伝えしていきます。
圧倒的な価値
- 「たった5分、この商品を理解して実践していくだけで、あなたの人生が劇的に変わる可能性があるんです」
- 「今この瞬間を逃すと、あなたの競合他社に大きく差をつけられてしまう可能性があります」
- 「この商品は、あなたの長年の悩みを一瞬で解決する魔法のようなものかもしれません」
即効性のある効果を強調
- 「初回導入のあと、あなたの業務効率が30%程度向上します。節約できる時間と労力を想像してみてください」
- 「1週間試してみてください。あなたのストレスレベルが激減して、睡眠の質が劇的に向上します」
- 「たった1回の使用で、これまで数ヶ月かかっていた問題が解決される可能性があります」
時間をかけずに価値を得られる事例を紹介
- 「主婦のAさんは、5分間の商品紹介動画を見て即決。翌週には家事の時間が半分に減り、趣味の時間が倍増しました」
- 「会社員のBさんは、通勤電車内でこの商品の記事をふと読んでそのまま購入。1ヶ月後には残業がゼロになり、家族との時間が増え、子供からは「パパとたくさん遊べて嬉しい」と言ってもらえた」
- 「フリーランスのCさんは、友人との飲み会で小耳に挟みすぐに導入。その結果、1週間で仕事の効率が3倍になり、週末の旅行時間が確保できるように」
- 「大学生のDさんは、友達とのランチ中に知ったこの商品をその場で購入。テスト期間中の睡眠時間が2時間増え、成績も大幅アップ」
習得の容易さを強調
- 「使い方は直感的で、5分で完全にマスターできます。」
- 「複雑な説明書は一切ありません。電源を入れたその瞬間からすぐに理解できます。」
2.「違いがない」(他の商品・サービスとの差別化が感じられない)
実際には「違いがない」ということはほとんどないです。
むしろ、違いを適切に伝えきれていない可能性が高いです。
人は「他にはない独自の価値」を感じたとき、その商品やサービスに強く惹かれます。
あなたの商品やサービスにも、必ず独自の価値があるはずです。
それを明確に、そして魅力的に伝えることが重要になってきます。
では、どのように違いを効果的に伝えられるか、具体例ですが、
圧倒的な独自性を強調
- 「この商品には、業界で唯一の特許技術が活用されています。他では手に入らない機能です」
- 「私たちのサービスは、この分野でのAIと人間の専門家が融合した世界初のハイブリッドシステムです」
- 「この商品は、あなたの問題を解決するために特別にカスタマイズされた唯一無二の商品です」
比較不可能な価値を提示
- 「他社製品と比べて20%効率が良いだけでなく、他社より平均20%高い耐久性も兼ね備えているのは当社製品だけの特徴です」
- 「価格は競合と同等ですが、購入後のサポート体制は業界トップクラスです。24時間365日の専門家による無料相談がついています」
- 「この商品には、他社には真似できない10年間の独自の研究成果が詰まっています」
他にはない特別な体験を強調
- 「この商品を使うと、まるで未来にタイムスリップしたような感覚になります」
- 「私たちのサービスは、あなただけの専属コンシェルジュがついているようなVIP体験を味わえます」
3. 「信じられない」(商品やサービスの効果や主張に疑念がある)
「信じられない」という反応は、あなたの商品やサービスへの関心の表れでもあります。
しかし、その主張や効果が現実離れしていると感じられると、信頼を失ってしまいます。
重要なのは、信じられないほどの価値を持ちながら、同時に現実的で信頼できる印象を与えることです。
例えば、「この商品を使えば、努力せずに1ヶ月で年収が倍になります」と言われても、ほとんどの人は信じられないと思います。
そこには信じられないような効果を裏付ける証拠が必要です。
もしこの適切な証拠を準備できたとしたら、あなたの提案は信じられないくらいパワフルになります。
「証拠」の力は絶大です。
では、どのように信頼性を高めながら、商品やサービスの価値を伝えられるかの具体例ですが、
具体的なデータや証拠を提示
- 「当社が実施した顧客満足度調査では、この商品を1ヶ月使用した85%の方が「満足」または「非常に満足」と回答しました」
- 「この商品を導入した100社の中小企業の平均で、業務効率が33%向上したというデータがあります」
- 「1000人のユーザーを対象にした使用前後の比較で、90%の方が肌の調子が改善したと答えています」
権威ある第三者の評価を活用
- 「この商品は、『○○』による品質テストで最高評価の5つ星を獲得しました」
- 「『○○ビジネスコンテスト』で、次世代の革新的なサービスとして表彰されました」
- 「専門家のAさんが運営する人気ブログで、「今年のおすすめ商品」として紹介されました」
詳細な仕組みや原理を説明
- 「この商品の効果は、長年の研究に基づいています。原料の選定から製造方法まで、こだわりの工程をご説明すると〜」
- 「私たちのサービスが高い成果を出せる理由は、独自の管理システムにあります。具体的には〜」
- 「この商品が他社製品と違う点は、特殊な製法にあります。通常の2倍の時間をかけて丁寧に作ることで〜」
リスクを軽減する保証や試用期間を提供
- 「効果に満足できない場合は、30日間の返金保証がついています」
- 「2週間の無料お試し期間をご用意しています。実際に使ってみて、良いと思った場合だけご契約ください」
- 「初回は50%OFFでお試しいただけます。継続の判断は、効果を実感してからで構いません」
4.「決められない」(先延ばしにする)
「決められない(後でも良いかな)」はほとんどの人が持っている感情です。
あなたも何だかんだで後回しにしていることや、なかなか決めずにずっと迷っていることはないですか?
もちろん私もたくさんあります。
これは、リスクへの不安や、より良い選択肢が他にあるかもしれないという懸念から生じることも多いです。
しかし、決断を先延ばしにすることで、貴重な機会を逃してしまう可能性もあるのです。
重要なのは、決断することのメリットを明確に示し、同時に決断を後押しする要素を提供することです。
では、どのように「決められない」という状態を「決断する」という行動に変えられるかの具体例ですが、
決断のメリットを強調
- 「今すぐ始めることで、3ヶ月後には目に見える成果が出始めます。早く始めるほど、早く結果が出ます」
- 「この商品を使い始めた人の90%が、1ヶ月以内に悩みの解決を実感しています」
- 「今決断すれば、年間で約10万円のコスト削減になります。決断を先延ばしにするほど、その分ずっと無駄なコストを払い続けることになりますね」
限定オファーや特典を提示
- 「今日中にお申し込みいただいた方には、通常1万円の個別コンサルティングを無料でプレゼントします」
- 「初回100名様限定で、半年間のサポート期間を1年に延長しております。ただ現時点で残り10名様です」
- 「今週中のご契約で、人気の付属品3点セット(通常8,000円相当)を無料でおつけします」
簡単な始め方を提案
- 「お申し込みから利用開始まで、たった5分で完了します。今すぐ始められますよ」
- 「初期設定は全て私たちがサポートします。あなたは決断するだけで、後は私たちにお任せください」
- 「まずは1ヶ月のお試し期間からスタートできます。気軽に始められますし、チャレンジしてみるのはどうですか?」
リスクを軽減する保証を提供
これは特に重要で「リスクリバーサル」とも呼ばれています。
要は「あなたのリスクは私が全て負担します。だから損をすることはないんです」ということを伝えるイメージです。
相手のリスクが0に近ければ近いほど良いです。
自信があるなら何かをプラスアルファして返すことを考えるのも良いですね。
- 「30日間の全額返金保証付きです。万が一満足できなければ、全額お返しします」
- 「最初の3ヶ月間は、いつでも違約金なしで解約できます。安心して始められますよ」
- 「30日以内に何も効果を実感できなかった場合、今回お届けした分のサプリの料金は全額返金します。もしよろしければ、残りはそのままお使いください。」
決断を先延ばしするデメリットを示す
- 「この特別価格は今月末まで。来月からは20%値上がりしてしまいます」
- 「毎日の悩みを解決できるチャンスです。決断を先延ばしにするほど、その分だけ悩む時間が増えていきます」
- 「競合他社もどんどん導入を進めています。今決断しないと、ライバルに先を越されてしまうかもしれません」
まとめ
反対意見は、セールスの障害ではなく、むしろ価値を伝える絶好の機会でもあります。
相手の中にある障害や疑念を理解し、それに対して具体的かつ誠実に応えることで、あなたとの信頼関係を構築できると同時に成約率も大きく上がっていきます。
重要なのは、商品やサービスの真の価値を明確に示し、その独自性を強調すること。
同時に、信頼性を高める証拠を提示し、決断を促す要素を盛り込むことです。
常に相手の立場に立ち疑念が解消されるようなアプローチすることで、説得力は大きく向上していきます。